スーパーでも手軽に手に入る鶏レバー(鶏肝)
鉄分、たんぱく質、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2が多く含まれた優秀な食材です。
ただ、内臓系の食材って少しハードル高いですよね。
でも下処理しっかりすれば主菜にも副菜にも使いやすい便利な食材。
新鮮なレバーが安く手に入ったので、下処理の手順を紹介しますね~!
初めに手順をざっと説明するとこんな感じ。
1 洗う
2 氷水に漬ける
3 脂肪や血を取り除く
(4 牛乳に漬ける)
4の工程を()でくくったのは省略可能だからです。
所要時間は1~3で約25分、1~4まですると40分ほど。
作業時間は5分ぐらいですが冷水に漬ける放置時間などを含めると結構長くなります。
レバーを買った日はちょっと時間に余裕をもってキッチンへ行ってください。
では下処理していきます。
まずは冷水でやさしくさっと洗います。表面の汚れを洗い落とす感じ。
そのあと、氷を入れた冷水に15~20分ほど漬けて血抜きします。
氷は3~6個ほどでOK
こうすることで脂肪が固まって後の工程で取り除きやすくなります。
時間が経ったらやさしく水を捨て、脂肪を切り落とします。
指でつまんでいる黄色っぽい白いのが脂肪です。
今回は4等分ぐらいすると一口大になりそうだったので、そぎ切りで切り分けます。
断面積が大きくなるように包丁を寝かして切ってください。
切ると黒い血の塊がよく出てきます。
竹串でほじって取り除きます。
血や脂肪を取り除いて一口大に切ったのがこんな感じ。
なお、鶏レバーを買うとウインナーみたいな(指みたいな)形の部位が入っている場合もあります。
これはハツです。少しコリッとしていておいしいです。
ハツも一緒に調理してたべます。
同様に黄色い脂肪を取り除いて、
縦に半分に切ります。
中に血の塊があったら取り除いてください。
鶏レバーは豚レバーに比べて臭みが少ないので、ここで下処理を終わりにしてもOK
生姜などの香味野菜やお酒をよく使うレシピ、たとえばレバーペーストやワイン煮などの場合はこの先の工程は省略してもいいかなと思います。
さて、より臭みを抜くために、続きの工程へ。
今度はここに牛乳を大さじ2~3入れます。全体がひたひたになればOK
この状態で冷蔵庫に入れて10分ほどおいておきます。
10分と書きましたが、長くなっても大丈夫。1時間でも2時間でも。
一晩漬けても問題ないですが、個人的には漬けすぎると牛乳の臭いが少し気になるので10分~1時間ぐらいがいいかなと思います。
時間が経ったらキッチンペーパーの上にやさしく並べて汁気をきります。
この工程でも血の塊が出てくるので取り除いてください。
牛乳が気になる方は水で洗ってもいいですが、私は洗わず~。
以上で下処理終了です!
栄養満点で手に入りやすい鶏レバー。
火の通りもよく、家庭でも案外使いやすい食材なのでぜひいろいろ試してみてください!
鶏レバーを使ったレシピはこちら。